なんだかもう、異次元の結果を出されている方の著書です。
”凡人中の凡人の私”の娘が同じように異次元の結果をだせる、かもしれないヒントがあるのならばと手に取りました。
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家庭教育って、こんな感じ??
目次
世界基準の子供を育てる成功する家庭教育最強の教科書 廣津留真理著
どんだけ自信があるんですか?!
っていう本のタイトルですが、読んで納得です。
娘さんは通塾経験・海外留学経験ともになく、ハーバード大学に進学!
その後は、ジュリアード音楽院で学ばれています。
…すごい。
著者の廣津留真理さんご自身は早稲田大学ご出身。
現在の英語教室運営の前は翻訳業(英語とフランス語!)をされていたそうです。
この時点で世の大多数の母親とはレベルが違ってきますね(がっくり)
でもでも、子どもの能力は生活習慣で鍛えられます!(ファイト―!)
廣津留さんは翻訳業をされていたという事なので、お子さんに英語を習得させるのはお手の物だったかもしれません。
が!!
ハーバード大学の試験をパスするって、英語力があるのは大前提。
ただ英語が出来るだけでは到底合格できません。
とすれば、英語以外の勉強などなどについて、どのように取り組まれてきたのか気になりました。
英語教室やサマースクールを主宰されている教育のプロが、家庭教育のやり方を教えてくれるというならば、乗らない手はありません。
書いてあることを出来る出来ないと読む前から悩んでも仕方ない!!
ということで、いざ読書。
大まかな感想
それぞれの詳しい感想は以下の通りです。
「学校では身に付きにくい能力」があるなんて考えもしなかった
廣津留さんは妊娠中に子育てに関する本を200冊読んだとおっしゃっています。
「妊娠中に200冊」ってすごいと思いませんか?!
妊娠期間を10か月としても、1か月20冊(驚&汗)
妊娠が分かった途端に読み始めないとなかなかこなせない冊数ですね。
妊娠していない人にもかなりハードル高めの読書量です。
その200冊の読書の中でもっとも重要だと思われたのが、「家庭学習(家庭教育)」だそうです。
この本で説明されている「家庭学習の目的は何か」というと
「学校では身に付きにくい能力を伸ばす」でした。
ぼんやりと生きていた私は、学校で身に付きにくい能力があるなんて考えたこともありませんでした。
では、学校では身に付きにくい能力とは何か?
廣津留さんが指摘されているのは5つ。
1)自己肯定感
2)英語力 3)グリット(やり抜く力) 4)コミュニケーション力 5)マルチタスク力 |
自己肯定感については言うまでもなく、他の育児書にも必ずと言っていいほど書いてあります。
家庭でしか伸ばすことが出来ない条件として、自己肯定感を上げてらっしゃいます。
無条件の愛情が自己肯定感を育てるポイントだそう。
たしかにこれを学校の先生に求めるのは無理な話ですね。納得!
英語力については、英会話の基礎となる英単語を暗記することが重要と。
学校教育与えられる英単語の量では、少なすぎるそうです。
確かに言いたいことを文章に出来ない場合って、単語がわからないんですよね。
熟語で表現するとかではなく、単語そのものがわからない。
私自身、語彙力の無さが「英語が話す自信がない」に繋がっていると痛感しています。
暗記をする能力を育てるサポートを家庭で行えば、基礎力が身に着けられるそうです。
グリットは辞書で調べると根性、気概、(歯を)食いしばるなどと出てきます。
歯を食いしばってでもやり抜く根性は、勉強以外の活動でも必要になりますよね。
運動や音楽の地味な練習などにグリットは必要ということです。
何かあったらすぐに投げ出してしまうのは親としては困ります。子ども自身も困ります。
でも、これを家庭で訓練する…って出来るの?!
コミュニケーション力は、「かわいげ」だと表現されています。
かわいげって、絶対必要ですよね。特に女性には。
これを持っているかどうかで、周りの反応が違います。
この事実に私は30歳目前で気づきました。遅すぎ。
いや、言われてはいましたが、理解していませんでした。
これが家庭での親子のやり取りで育つなら、やらない手はないです。
が、「楽しくユーモア溢れる会話をするといい」そうですが、ユーモアがある会話って難しいですよね…
マルチタスク力は、子のみならず親ならだれもが高めたい能力だと思います。
家事の中でも段取りを間違えると効率よく勧められず、あっという間に昼過ぎなんてことに。
その他、税金の納付や通院予約など、忘れてはいけないことを確実にこなしていけるようにしたい。
子どものころからこういった訓練が出来れば、自己管理能力は勝手に高まりそうです!
大まかに分類された5つの目的。
どれも子どもがこれから先、必要とするであろう能力です。
この本を読むまでは、「どんな能力がどこで伸ばしやすいか」なんて考えたことがありませんでした。
この点を意識して、子育て、親育ちに取り組めたらと思います。
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勉強より、子どもに対する親の心構えと環境づくりを固める
私は、家庭教育/家庭学習と聞くと「親子並んで机に座って勉強する」というイメージを持っています。
でも勉強より先にすることがあるのです。それは…
家庭学習を行う目標を先に決めましょう!!
とおっしゃっています。
廣津留さんは”家庭のミッション”と書いていらっしゃいました。
廣津留家のミッションは「グローバル時代に貢献できる子どもを育てる」でした。
目標が高い!!!
でも確かに、どんな子供に育ってほしいかって夫と話す機会がなかったかもしれません。
妊娠中は、元気に育てばいいとか、五体満足なら、とか思っていましたが、成長を見るにつれ欲が出てきますね。
最終的な目標が決まってないと、欲が出たときにぶれます。
明確な目標が家族(夫婦)で共有できていれば、お互いに意見することや軌道修正がしやすいと思われます。
これは話し合いが必要ですね。
習い事をするにしても、目標によってどんなことをやらせたいのかが違ってきますからね。
また、家庭学習がしやすいような環境づくりについて書かれています。
目標達成のためなら、テレビもソファもなくていいでしょ!
という感じで笑
表現はかなり違いますけど。(念のため)
でもうちもパルキッズのかけ流しを始めてからテレビをつける時間は大幅に減りましたから、テレビを無くすことはそんなにハードルが高くない気がします。
特に未就学のうちは、テレビ番組について話題になる機会も少ないでしょうし。
これが就学後だとわかりませんね…。
ただ、テレビ視聴も録画やオンデマンドなど多様化してますから、「放送の次の日に話題に入れるようにオンタイムで見なくちゃ!」とは思わなくなっているのかも。
テレビの他、家庭学習の環境の整え方が書かれていました。
とにかく断捨離!という方向です。
学習プリントなんかはとっておく必要がないと気持ちのいいくらいキッパリおっしゃっています。
捨てられなくとも、保存期間は短めに設定しておくなどで対応するといいかもしれません。
それと、リビングに本棚を置くことを推奨されています。
うちは実母と同居なので、インテリアを好きに出来ない感じがあります…
悩ましいところですが、おいおい考えたいと思います。
勉強には子どもの年齢は気にしないで取り組む
廣津留さんが主宰する英語教室は、クラス分けを年齢で行うことはないそうです。
子どもの学習能力を年齢で区切るのは大人の都合
ということです。
確かに、早いうちから算数や読書に取り組んでいた3歳とそうでない3歳には、歴然とした差があります。
それなのに年齢で区切るのは大人がやり易いだけ、と言われればそうですね。
私は娘が生まれたばかりのときから、絵本でも自分のすきなものを読んだりしました。
短すぎる絵本って、読んでる大人は飽きませんか?
だから、生まれたばかりの娘に「ラチとライオン」とか「ぐるんぱのようちえん」とか読んでいました。
どちらも「読んであげるなら:4歳から」との表記がありましたが、あまりきにしませんでした。
これに効果があったかどうかは不明ですが、割と言葉が早かったです。
今でも単語の理解度が高い子どもだと思います。
赤ちゃん言葉とか、易しい言葉とか、あまり使わないからかもしれませんが。
2歳くらいの時受けた市の検診で、車のことを「ぶーぶー」と言われてきょとんとしてました。
これは赤ちゃん言葉から大人の言葉に直すのが面倒だった母である私の怠慢から来たものですが、結果良かった気がしてます。
なので、廣津留さんのおっしゃっている「〇歳だから早い」とか「子供だから無理」という考えは、こと勉強(特に言語)に関しては捨てることにします。
3歳ですが、漢字でもなんでも、見せて行こうとおもいます。
「宿題は答えを写して丸暗記」って…行うは難しかなぁ
宿題も問題も解いてはいけない
と、廣津留さんはおっしゃっています。
おっしゃっているというより、断言されています。
「暗記こそ基礎学力のベースになる」という説明を読むと、合理的な考えだなぁと感じます。
まぁ、小学校の勉強は基礎が中心ですから、覚えてないものはテストで考えても出てきません。
問題を解く時間を暗記に充てるとのことですが、丸暗記しているかどうかをチェックしないとダメですよね。
残念ながら宿題の暗記のさせ方のコツ、のようなものは載っていませんでした。
暗記が苦手な親だと子どもにやり方を教えるのも難しいので、廣津留家ではどうやったのか知りたいです。
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「ホームパーティで子どもの好奇心を育てる」は一般人に出来るか?
人が集まる家
これが好奇心を育てるキッカケになるのはわかります。
多くの人に出会えば、いろんな人がいるという勉強も出来ますし、社交的になるだろうし、単純に楽しいと思います。
でも、そもそもそんなに呼べるほどの人脈を親がもっていない場合はどうしたら…
現在子どもは3歳ですが、私にママ友はいません。
保育園の保護者の方々とも、会えば挨拶や会話もしますが家を行き来するほどではないです。
夫も友だちを家に呼ぶことはこれまでしたことはないです。
インターナショナルな環境のホームパーティを希望する場合は、市のイベントなどに積極的に参加してそういった関係を作るしかなさそうですね。
ただし!!
仕事をしている、それも会社勤めだと、なかなか時間が取れないのが現状。
ホームパーティでなくても、BBQなどの友人たちとの集まりに子連れOKなら参加することからはじめます。
マルチタスク力をつけるなら親から!
マルチタスク力が子どもに必要な時代になりました。
昔は勉強は学校の授業と宿題くらいでしたが、今や小学生の塾通いって珍しくなくなりました。
英語だ水泳だって、子どもも大変です。
親子で協力して目が回りそうなスケジュールをこなすご家庭も多いかと思います。
やらなければいけないことをリスト化して、自発的に動くようにするというのはまずは親がやっているのを見せるのがいいようです。
私も忘れがちなことがありますから、自分が出来るようになってからにしようと思いました。
3歳だと親の真似をしたい年頃なので、面白そうなことだと思ってもらえるような見せ方をしたいですね…
市販のマグネットを使っているところを見せたりするのもいいかなぁ。
ちょっとやり方を考えて、英語学習などにより積極的になるキッカケにしてもらいたいです!
まとめ
著者の廣津留さんは、それはもうすごいという事がわかりました。
ただ、「小中高12年間の学費50万円でハーバード合格」というのは難しい話じゃないかと。
娘さんは幼少期からヴァイオリンを習っていて、国際的なコンクールで賞を獲ったりされてます。
音楽で賞が獲れるって、本当に難しいことだと思いますので、やっぱりその活動もあってのハーバード合格だと思うんですよね。
楽器を演奏できる学生がハーバードには多いと本の中にも書いてありましたし。
ただ、塾に行かずにハーバード合格出来るだけの英語力を身に付けているところや、娘さんにあったヴァイオリンの先生選びが出来るところはやっぱりすごいです。
他の人が塾にかけるお金を、そちらに使ってハーバードに行った、と考えた方がしっくりきます。
全体的に本を通して、手作り教材やリビング学習の環境づくり、英語教室の運営など、本当に廣津留家のミッションを実現するために手をかけられたんだなぁと思いました。
東大理Ⅲの佐藤ママもそうですが、一本筋が通っていると強いですよね。
どちらのママにも共通するのは
子どもがいるだけで幸せという無条件の愛情を示すこと、子どもには無限の可能性があることを親が信じぬくことが大事
という点でした。
○○が出来たから褒めるのではなく、いてくれるだけで幸せだという愛情を示す。
…簡単そうで難しいです。
ただただカワイイだけじゃダメなんですよね。
ここに関してさらなる勉強が必要です。
今後より一層一般の人が世界中と関わっていくことになることが予想されますから、しなやかな、でも強さをもった人になって欲しいです。
ハーバードとまではいかなくとも、世界中の人とコミュニケーションがとれるバランスのいい人に…
って、目標はこれから夫と決めます。
とにかく、自分でも出来る事を1つずつやって行こうと思います。
もう一度読み返す必要ありです。
私も子育てで成功したい!
マルチタスク力を育てる第一歩としてこのマグネットが良さそう。
マグネットを貼る場所を確保しないとです。