2歳児から初めた福音館の絵本定期購読「こどものとも」
3歳児になったらどうしようかなぁと考えていましたが、継続することにしました。
失敗だったかな、と思っていた福音館に決めた理由と1年間購読した感想をレビューします。
どれがいいかなぁと思って悩む。のも楽しみの一つ?!
目次
福音館の定期購読レビュー。毎月1冊絵本のプレゼントがあるみたい!
一年前に始めた福音館の「こどものとも」の定期購読。
ソフトカバーなので、管理のしやすさと価格で決めました。
保育園や幼稚園で申し込めば1冊420円(1年で5040円)
個人で申し込みをすると、送料90円/1冊がプラスになりますが、それでも510円。
どちらにしても、とても続けやすい値段ですよね。
※画像は福音館公式ページよりお借りしています。
我が家は購読申込みを保育園でおこなったので、子どもが園から持って帰ってきていました。
なので送料無料になっています。
私が日にちを意識していなかったというのはありますが、
園から戻って子どものリュックを開けるとサプライズプレゼントで絵本が!
みたいな感覚でした笑
実際、子どもへのプレゼントという使い方はいいと思います。
おじいちゃん、おばあちゃんに「孫へのプレゼント」とお願いする場合でも、いい価格帯ですね!
こどものとも年少版で届いた全12作品の感想。
配布される本はすべてチラシやホームページで見られるので、ある程度内容はわかって購読を決めたつもりでした。
が、結局覚えておらず(すぐ忘れるので…)、届くたびに新鮮でした。
自分では選ばないような虫の本や路面電車、お正月時期に合わせて”おもち”なんかもありました。
そう、自分や娘が選んだものではないので、新鮮だったり、いまいちだったりと絵本の印象も様々。
ということで、それぞれの感想を少しずつ。
※画像は福音館公式ページよりお借りしています。
いちばんせんちょう こどものとも年少版4月
こさかまさみ文
はたこうしろう絵
男の子がいろんな動物と出会いながらお話が進みます。
”いちばんせんちょう いちばんせんとう ぼくのうしろについてこい”
とてもリズムのある文体で、子どもはすぐに覚え、散歩中に先頭を歩きながらこの一節を楽しそうに言っています。
保育園でもみんなで歌うように暗唱していたようで、絵本が来たときは何度も読んでいました。
現在ブームは去ったようですが、散歩のときなどはふとこの一節が口から出ることがあります。
いろんなむしあつめたよ こどものとも年少版5月
廣野研一さく
水玉模様だったり縞々だったり、「あー、そういう集め方なのね」と感じました。
虫の絵は、とってもリアル…。
私は虫はあまり好きではないなので、なかなか読むのも気が進みませんでした。
が、それを悟られないようにしないと、将来的に理化や生物が嫌いになっても嫌だなぁと…(取り越し苦労かもしれませんが)
4月の配本と一緒に届いたので、いちばんせんちょうばかりリクエストされ、こちらは数回読んだきりという状態になってしまいました。
また読んでみようかな。
ギーコギーコ こどものとも年少版6月
太田大輔 さく・え
男の子が自転車で出かけると、同じところにいく動物たちに出会って一緒に行くことになるというお話。
自転車をこぐときの音がページごとに違って面白いです。
子どもも気に入っていてよく読みました。
おおきくなってね こどものとも年少版7月
ごんもりなつこ さく
夏の配本でしたので、夏野菜がおおきくなっていくところを描いた絵本でした。
が、
娘の興味がなかったのか、読んだ記憶がありません。
残念。
すすめ ろめんでんしゃ こどものとも年少版8月
のさかゆうさく さく
乗り物の本も自分では買おうと思ったことはなかったのですが、手に取ってみると面白かったです。
「この電車は右と左、どっちにまがるかな?」と娘と話をしながら読んでいました。
路面電車が身近にはないので、娘も興味があったようです。
うえきやさんが やってきた こどものとも年少版9月
片平直樹 文
みずうちさとみ 絵
植木屋さんが庭のお手入れに来る話。
庭の木を切るのはもちろん、お弁当や弟子に指導したりするシーンもあります。
特にお弁当の絵に子どもは興味があり、「親方のお弁当大きいね」などと話しながら読み聞かせをしていました。
刺繍で表現された絵がとってもかわいらしかったです。
絵本ナビで無料ためしよみ
て こどものとも年少版10月
とのむらせつこ さく
家族の手を描いた絵本。
大人は家族の姿が感じられるよい絵本と思いますが、子どもにはピンとこなかったみたいです。
こういったお話でかわいい手ではダメなので、イラストもタッチがリアルなものです。
こちらもあまり読んでといわれた記憶がありません。
もうちょっと大きくなってからかな。
だいじなくつ こどものとも年少版11月
にしむら あつこ さく
児童館にいった帰りに自分の靴が見当たらないというお話。
これは子どもも絵本に出てくる場面がイメージしやすかったようで、とても気に入っていました。
「靴がひとりで帰っちゃったのかな?」とか、楽しい内容です。
絵もかわいらしいですが、女の子向きっぽい気がします。
ずんずんばたばたおるすばん こどものとも年少版12月
ねじめ正一 文
降矢なな 絵
お母さんが買い物に出かけている間のお留守番。
いろんな動物が出てきてバタバタするんです!
ありえないシーンばかりで、読み聞かせているこっちも楽しくなる絵本でした。
タイトル通りバタバタするので寝かしつけには向かない内容ですが、何度も読んでと言われた本です。
おもち こどものとも年少版1月
彦坂有紀・もりといずみ さく
おもちがやけていくところを描いた絵本。
木版画とは思えない繊細な絵です。
内容はさらっとしているので、娘はあまり興味を示さなかったです。
ゆうちゃんとひよどり こどものとも年少版2月
いまきみち さく
庭にきた鳥にえさをあげてみる、というお話。
エサを置いたけどなかなか食べてくれない鳥に、場所を変えたらどうかなとか。
工夫をしてみる大切さがさりげなく含まれているお話です。
これは娘も気に入っていました。
ちいさな はりねずみ こどものとも年少版3月
八百板洋子 文
ナターリヤ・チャルーシナ 絵
家族で散歩をしていたはりねずみが、みんなから離れてみたら…
と子をもつ親としては、子どもがこんなことしたらハラハラどころじゃ済みませんが、かわいらしいお話です。
絵がかわいらしく、草花もきれいに描かれています。
が、娘にはあまりヒットしませんでした。
内容が早すぎたのかな??
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ソフトカバー絵本は収納場所に困らない
福音館のこどものともはソフトカバーの絵本です。
軽くて薄いので、収納場所にもこまりません。
12冊あってもこんな感じ。
12冊で5-6センチくらいの幅でしょうか。
「毎月1冊届くなんて、置くとこないなー」
なんて悩むことはありません。
これだけ薄いと子どもには取りにくいというのがマイナスポイントです。
全体でみると、親としては取り入れやすい価格と扱いやすさが高評価!となりました。
まとめ やっぱり通園先と違うコースがおすすめ!
毎月、絵本が自分の手許に届く喜びを子どもを通して感じました。
毎回嬉しそうに袋を開ける姿を見ると、今後も続けたいなぁと思いました。
親からすれば、絵本の内容もとても良かったです。
ただ1つ!
保育園ではみんなの物、家庭では自分の物という所有権があるのはいいのですが、やっぱり同じ内容は飽きやすい感じがします。
また、より多くの本と出会う機会を作れた方が、子どもを読書好きになってもらえる可能性が高くなりそうです。
自分の好みと違う内容・絵だと、最初こそ読んでといいますが、その後はまったく見向きもしません(涙)
2-3歳児には落ち着いた作風より、ちょっとリズムがあったり話のテンポの良いものが好まれるようです。
まぁ子どもは飽きやすいので、本屋さんで試し読みしてみたり、「欲しい」と言われて買った本でも起こりうることですが。
とにかく、新鮮さもあった方が単純に読み聞かせが楽しめますし、多くの本と出会う機会を作れます。
私は保育園から定期購読の案内を頂いた後、先生に「今年保育園で購読するのはどれですか?」と問い合わせ、保育園と違うコースに申込みしました。
まだ今年最初の本は来ていないので、楽しみにしています。
それと、「借り物ではなく家に置いておける」のも働く親としては、ポイントが高かったです。
図書館に返しにいくのって一仕事ですからね。
といっても、図書館も良く活用していますが。
バックナンバーなら、書店でも販売されています。
申込みを悩んでいる場合は、1か月に1度書店で購入して試してみてもいいかもしれませんね。
おまけ:定期購読の申し込み方法
福音館の定期購読の申し込みは
● 公式ホームページからパンフレット請求
● 書店
● 通園している幼稚園・保育園
書店と幼稚園、保育園での申し込みは、パンフレットについている申込用紙に必要事項を記入して提出するものです。
こういったパンフレットがおいてあります。
公式ホームページから請求しても、同じパンフレットが届くはずです。
園に通う前ならネット申込みが一番手軽でしょうか。
親子で読み継がれる福音館の月間絵本から、コースや支払方法を選んで手続きします。
アンケートへの回答が必須なのと、5000円以上の購入。
こどものともだけを買いたい場合は「年払い」を選ばないと適用されないですね。
電話注文も可能です(が、500円割引は使用不可だそうです)
バックナンバーならこちらから↓
「こどものとも年少版」の検索結果がご覧いただけます。
読書は楽しいと子どもが思えるような環境作り、していきたいものですね!